担任教諭が児童半数に体罰 停職6カ月の懲戒処分 和歌山県教委
毎日新聞 2020/2/7(金) 21:16配信
児童に日常的に体罰を加えていたとして、和歌山県教委は7日、和歌山市立新南小の男性教諭(46)を停職6カ月の懲戒処分にした。管理監督責任を問い、校長(54)も戒告処分とした。
県教委学校人事課によると、教諭は2019年4月に小学6年の担任となった。同年12月末までに、クラスの児童37人のうち約半数に対し、こめかみを両拳で押さえつけたり、ほうきの柄で足をたたいたりしていた。「ルールを守らない子に体罰を加えた。苦痛を与えて申し訳ない」と話しているという。
同年12月23日午後、読書の時間にふざけていた男子児童が転んだ際、腹部に両足で乗り、腰や足を3回蹴ったという。その後、強制的に帰宅させた。児童の両親が学校に相談して暴力が発覚。6年生にアンケート調査したところ、ほかの児童への体罰も明らかになった。
教諭は08年4月採用。同校に14年4月に赴任し、毎年度、クラス担任をしていた。【山成孝治】